「またスマホ見てる…」とつい言ってしまう
静かにしていてくれるからと渡したスマホ。
最初は助かっていたのに、気づけば毎日のように「スマホ見せて!」の声が聞こえるように。
「また見てるの?」「やめなさい!」と怒っても、効果は長続きしない――そんな経験、ありませんか?
私も3人の子どもを育てる中で、この“スマホとの距離”にはずっと悩まされてきました。
子どもがスマホに夢中になる姿を見て、「これでいいのかな?」と不安になることも多々ありました。
でも、ある日ふと思ったんです。
スマホは悪者じゃない。ただ、どう使うかを一緒に考える時間が大事なんだと。
スマホを禁止しても解決しない理由
子どもがスマホに執着する理由
「見ちゃダメ!」と厳しく言っても、子どもはますますスマホに執着してしまうことがあります。
なぜなら、スマホの中には子どもにとって魅力的な“刺激”と“達成感”が詰まっているからです。
例えば、ゲームではクリアするたびに褒められたり、ポイントがもらえたりします。
動画では笑えるコンテンツや興味を引く情報が次々と流れてきます。
子どもにとってスマホは、まるでワクワクの宝箱のような存在なのです。
禁止するだけでは逆効果
ただ「見ちゃダメ!」と取り上げるだけでは、子どもはスマホへの興味をさらに強めてしまいます。
それどころか、「ママは自分の気持ちをわかってくれない」と感じさせてしまうこともあります。
スマホを禁止することは一時的な解決にはなりますが、根本的な問題解決にはつながりません。
むしろ、子どもがスマホをどう使っているのか、その世界を一度ちゃんと覗いてみることが大切です。
私が実践してうまくいった“スマホの約束ルール”
「やめなさい」ではなく「一緒に決めよう」
うちでは、「やめなさい」と一方的に叱るのではなく、「一緒に決めよう」を合言葉にしています。
子どもと話し合いながら、スマホの使い方についてルールを作ることで、親子の信頼関係が深まると感じています。
以下は、我が家で実践している“スマホの約束ルール”です。
1. 使う時間を一緒にタイマーで設定する
スマホを使う時間を一緒にタイマーで設定します。
例えば、「あと5分だね」と声をかけることで、子どもも時間を意識するようになります。
これにより、ママも子どもも気持ちが落ち着き、無理なくスマホを手放すことができます。
2. 使う場所をリビングだけにする
スマホを使う場所をリビングだけに限定するルールを作りました。
これにより、子どもが部屋でこっそりスマホを使うことを防ぎ、親の目が届く安心感を保つことができます。
3. 見る前に「これ見ていい?」と聞く
スマホを使う前に「これ見ていい?」と親に確認する習慣をつけるようにしました。
このルールは、親子の信頼関係を築く上でとても重要です。
子どもが「確認してから使う」という意識を持つことで、スマホの使い方に責任感が生まれます。
ルールを“押しつけ”ではなく“共に作る”
これらのルールは、親が一方的に決めるのではなく、子どもと一緒に話し合いながら作りました。
「自分で決めたこと」という意識があると、子どもはルールを守りやすくなります。
また、親子でルールを作る過程そのものが、信頼関係を深める大切な時間になります。
叱るより、“対話”で信頼を育てる
子どもは親の行動をよく見ている
ある日、長男にこう言われたことがあります。
「ママってスマホばっか見てると怒るけど、ママも仕事で見てるよね?」
その言葉にドキッとしました。
そう、子どもは親の行動をよく見ているんです。
それ以来、「ママもスマホを使うけど、こういう理由があるんだよ」と説明するようにしました。
スマホを通じて学べることもある
スマホには、ゲームや動画だけでなく、学びの要素もたくさんあります。
例えば、教育アプリや知育動画を通じて、新しい知識やスキルを身につけることができます。
だからこそ、スマホをただ禁止するのではなく、子どもと一緒に「どう使うか」を考える時間を持つことが大切です。
その時間は、親子の信頼を深めるチャンスでもあります。
まとめ:スマホと上手に付き合う力を育てよう
スマホを避けて育つ子はいない
これからの時代、スマホを避けて育つ子どもはいません。
だからこそ、ママがしてあげられるのは、「使わないようにすること」ではなく、「使えるようになる力」を一緒に育てることです。
怒るより、話し合う
スマホの使い方について、怒るよりも話し合うことを大切にしましょう。
取り上げるのではなく、信じること。
その姿勢が、子どもにとっても安心感につながります。
今日から始める“共にルールをつくる親子時間”
今日から少しずつ、“共にルールをつくる親子時間”を始めてみませんか?
スマホを通じて、親子の信頼関係を深めるきっかけを作ることができます。
スマホは悪者ではありません。
大切なのは、親子で一緒に「どう使うか」を考えること。
そのプロセスが、子どもにとってもママにとっても、かけがえのない時間になるはずです
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