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SS/AWの発注サイクル

2026 7/05
ブログ
2026年7月12日

SS & AW — The Rhythm of Fashion

「夏物って、いつ仕入れの動きが始まるの?」
「”SS”とか”AW”って言葉、なんとなく聞くけど実はよく分かっていない…」
「季節の変わり目に慌てて仕入れるのって、遅いのかな?」

ヨーロッパの子供服には、1年を通じた独特のリズムがあります。このリズムを知らないまま始めると「欲しかった新作がもう終わっていた」ということになりがちで、逆に知っていれば、計画的に余裕をもってお店を運営できます。この記事では、ヨーロッパのメーカーと直接やりとりしてきたyonkaが、業界の1年の流れを分かりやすくご紹介します。

「今から始めるなら、どのタイミングがいい?」という質問はこちらからお気軽に。無理な勧誘は一切しません。
目次

まず言葉の整理:「SS」と「AW」

ファッション業界では、1年をざっくり2つのシーズンに分けます。SS(Spring/Summer=春夏)とAW(Autumn/Winter=秋冬)です。「25SS」なら2025年の春夏コレクション、「25AW」なら2025年の秋冬コレクション、という読み方をします。

ここで大事なのは、コレクションが店頭に並ぶ時期と、仕入れの発注が動く時期は大きくずれているということ。ヨーロッパのブランドの多くは、実際のシーズンの半年〜1年近く前に、次のコレクションの受注を行います。夏の盛りに、業界の裏側ではもう次の夏の話をしている——これがファッションの時間感覚です。

ヨーロッパ子供服・1年のリズム

ブランドによって細かい時期は異なりますが、おおまかな流れは次のようなイメージです。

業界の1年(あくまで一般的な目安です)

  • 夏ごろ〜秋 — 翌年のSS(春夏)コレクションの発表と受注が始まる時期。ルックブックと呼ばれるカタログが届き、バイヤーは半年先の春を想像しながら発注します
  • 冬〜春先 — SSコレクションが順次入荷。同じころ、今度は次のAW(秋冬)の受注が始まります
  • 春〜初夏 — SS商品の販売シーズン本番。シーズン終盤にはセールが始まります
  • 夏の終わり〜秋 — AWコレクションが入荷し、秋冬物の販売へ。そしてまた翌年SSの受注が始まり、1年が巡ります

つまり、プロのバイヤーは常に「半年先の季節」を生きています。真冬にサンダルや水着のことを考え、真夏にダウンやニットを選ぶ。最初は不思議な感覚ですが、慣れるとこの「季節の先取り」こそ、この仕事のわくわくする部分でもあります。ちなみに、シーズンの終盤に値下がりする「セール品の仕入れ」という選択肢もありますが、前述のとおり売りどきまでのタイムラグが生まれやすいので、在庫を寝かせられる余裕ができてからの応用編と考えるのがおすすめです。

リズムを知らないと、こんなことが起きます

「欲しかった新作が、もう発注締め切り後だった」

人気ブランドの受注生産アイテムは、受注期間を逃すと基本的に手に入りません。インスタで見て「これを扱いたい!」と思ったときには、業界的には次のシーズンの話に移っていた、ということがよく起こります。憧れのブランドがあるなら、そのブランドの受注スケジュールを早めに把握しておくことが大切です。

「季節はずれの在庫を抱えてしまった」

たとえば秋に「夏物がセールで安いから」と大量に仕入れても、日本のお客様が夏物を探すのは翌年。それまでの半年以上、在庫を寝かせることになります。仕入れどきと売りどきのずれは、資金繰りにじわじわ効いてきます。

「準備が販売シーズンに間に合わない」

商品が届いてから、検品・撮影・商品登録という作業があります。入荷のタイミングを読めていないと、「秋物の販売準備をしているうちに、世間はもう冬物モード」ということになりかねません。販売開始から逆算した準備の余裕が、お店の落ち着きを作ります。

「私のスケジュールだと、いつ何をすればいい?」という個別のご相談はサポート事業のページからどうぞ。

知っておくと差がつく:ヨーロッパと日本の「ずれ」

もう一つ、ヨーロッパの子供服ならではのポイントがあります。それは、ヨーロッパと日本では気候も文化も違うため、コレクションの中身と日本の需要に微妙な「ずれ」があることです。

たとえば、ヨーロッパの夏は日本ほど蒸し暑くないため、夏物でも意外と長袖や厚手の生地があります。逆に日本では、保育園需要や真夏の猛暑に合う、さらっとした半袖・薄手のアイテムが求められます。また、日本には入園・入卒シーズン(春)やお誕生日撮影、ハーフバースデーといった「きれいめ需要」の山があり、ここに合わせた品揃えができると、お店の存在感がぐっと増します。

つまり、ヨーロッパのカタログをそのまま鵜呑みにするのではなく、「日本のママのカレンダー」に翻訳しながら仕入れる目が大事なのです。この翻訳のセンスは、日本で子育てをしているあなたがすでに持っているもの。行事の準備に追われるあの感覚こそ、バイヤーとしての武器になります。

初心者は、このリズムとどう付き合えばいい?

「半年先を読んで発注なんて、初心者にはハードルが高すぎる…」と感じたかもしれません。実際、シーズン前の受注発注は、売れ行きの予測がつかない初心者にはリスクの大きい方法です。

でも、安心してください。小ロット仕入れなら、この付き合い方が変わります。yonkaの卸売サイトでは、すでに日本に入ってきている商品を最小5万円から仕入れられるため、半年先を予測する大きな賭けをしなくても、「今売れる物を、今の季節に合わせて」仕入れることができるのです。

まずは小ロットで季節のリズムを体感しながら、お客様の反応を学ぶ。そして経験を積んで「次のシーズンはこれが来る」と読めるようになったら、少しずつ先行の仕入れにも挑戦していく。この順番なら、リズムはあなたの敵ではなく、味方になってくれます。

yonkaはヨーロッパのメーカーと直接やりとりしながら、この1年のリズムの中で仕入れを続けてきました。「いつ、何を、どれくらい」という季節の判断こそ、経験がものを言う部分。だからこそ、その経験ごとあなたのお店づくりに役立ててほしいと思っています。

季節が巡るたびに新しいコレクションと出会えるのは、この仕事のいちばんの楽しみでもあります。半年先の春を想像しながらお洋服を選ぶ時間は、まるで未来への手紙を書くよう。そのわくわくを、来シーズンはあなた自身のお店で味わってみませんか。


季節のリズムも、仕入れの判断も、
一緒に考えていきましょう

yonkaは、ヨーロッパの子供服の輸入販売を始めたい方のサポート事業を行っています。現地メーカーとの直接のやりとりで培った「業界の時間感覚」も含めて、あなたのお店づくりに伴走します。始めるタイミングのご相談も、どうぞお気軽に。

お問い合わせはこちら

無理な勧誘は一切しません。あなたのペースを大切にしています。

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