子どもが家でご飯を食べてくれないという悩みを抱えるママは少なくありません。外ではモリモリ食べるのに、家では「いらない」「あとで食べる」と言って逃げてしまう…。そんな状況に心を痛めるママも多いでしょう。この記事では、3人の子どもを育てたママが実践した「家でご飯を食べてくれる工夫」を詳しくご紹介します。
「うちの子、家だと全然食べないんです…」
外ではしっかり食べるのに、家ではご飯を前にして遊び始めたり、食べることを拒否する子どもたち。そんな悩みを抱えるママは多いのではないでしょうか。筆者も3人の子ども全員で同じ経験をしました。
頑張って作ったご飯を食べてもらえないと、「なんで?」と悲しくなりますよね。しかし、実は子どもが家で食べないのにはちゃんと理由があるのです。
家で食べないのは“安心してるから”かも
家がリラックスできる場所だからこそ
意外に思うかもしれませんが、子どもが家でご飯を食べない理由の一つに「家が安心できる場所だから」というものがあります。保育園や外食では、子どもたちは「がんばって食べる」ことが求められます。しかし、家ではその必要がなく、甘えが出てしまうのです。
つまり、「家では食べない=リラックスしている証拠」とも言えます。この視点を持つことで、ママの気持ちも少し楽になるのではないでしょうか。
無理に食べさせようとしない
プレッシャーを与えないことが大切
「食べさせなきゃ」と思うほど、子どもはプレッシャーを感じてしまいます。筆者の家庭では、子どもが“食べない日”があっても深追いせず、以下の3つのポイントを意識しました。
1. 小皿作戦
大人と同じメニューを小皿に少量だけ盛り付けて出すことで、子どもに「自分の分」という意識を持たせます。大きな皿に盛られた大量の食べ物は、子どもにとってプレッシャーになることがあります。小皿に少しだけ盛ることで、気軽に手を伸ばしやすくなるのです。
2. 食卓に笑顔を
「早く食べなさい」と叱るよりも、楽しい会話を意識することが大切です。家族で笑顔の絶えない食卓を作ることで、子どもは自然と食事に興味を持つようになります。
3. 完食より一口を褒める
「一口食べたね!」と全力で褒めることがポイントです。一口でも「食べた」という経験が積み重なると、次第に食べることが習慣になります。
おしゃぶり代わりに“食べやすい工夫”も
安心感を与える食べ物を用意
おしゃぶりのように、口を動かすことで安心する子どももいます。そんな子どもには、以下のような“口にしやすい・安心感のある食べ物”を少し出してあげるのも効果的です。
柔らかいおにぎり
小さくて手で持てるサイズのおにぎりは、子どもが自分で食べやすい形状です。具材もシンプルなものにすると、さらに安心感が増します。
茹で野菜スティック
にんじんやさつまいもなど、甘みのある野菜をスティック状にして茹でると、子どもが手軽に口に運びやすくなります。
スープごはんやおじや
温かくて飲み込みやすいスープごはんやおじやは、食欲がないときでも口にしやすいメニューです。
これらの工夫で、子どもが「食べること」に対して安心感を持てるようになります。
「食べること」を楽しむ工夫
おままごと感覚で食事を楽しむ
筆者の家庭でよく行っていたのが、“おままごとごはん作戦”です。おままごと感覚で一緒にご飯を作ると、「自分が作った!」という喜びで自然と食べたくなるのです。
おにぎりを一緒に丸める
子どもと一緒におにぎりを丸めることで、食事の時間が楽しいイベントになります。自分で作ったおにぎりは、特別なものとして感じられるでしょう。
野菜を混ぜるだけの簡単サラダ
野菜を混ぜるだけの簡単なサラダ作りを手伝ってもらうと、子どもは「自分が作った」という達成感を味わえます。
「お店屋さんごっこ」で盛り付けを手伝う
「お店屋さんごっこ」をしながら盛り付けを手伝ってもらうと、食事が楽しい遊びの延長になります。
これらの工夫を通じて、“食べさせる”よりも“食べたい気持ちを育てる”ことが大切だと実感しました。
まとめ:焦らず、食べる時間を心地よく
家でご飯を食べない子どもも、いつかちゃんと食べるようになります。「食べなきゃダメ!」と焦るのではなく、「食べるって楽しいね」と伝えていくことが一番の近道です。
ママが笑顔でいる食卓こそ、子どもが一番安心できる“ごちそう”です。焦らず、子どもと一緒に楽しい食事の時間を作っていきましょう。
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