子育ての中でも特に大変だと言われる「イヤイヤ期」。子どもが何をするにも「イヤ!」と拒否し、ママやパパを困らせるこの時期は、親にとっても試練の連続です。しかし、3人の子どもを育てた筆者が気づいたのは、この時期こそが子どもの成長の大切な一歩であり、親としての向き合い方が問われる時期だということでした。
この記事では、イヤイヤ期に悩むママたちに向けて、筆者が実践した「ゆっくり向き合う」ための工夫や心構えを詳しくお伝えします。
「イヤ!」ばかりの毎日にぐったり…
毎日が“イヤイヤ”の嵐
「靴はかない!」「ごはんいらない!」「ママ、あっち行って!」と、何をするにも「イヤ!」の連続。そんなイヤイヤ期の子どもに振り回され、ついイライラしてしまうことはありませんか?
筆者も3人の子どもたちのイヤイヤ期を経験しました。仕事の合間に泣かれたり、出かける準備が進まなかったり…。心の中では「早くしてよ…」と何度も思い、時には「もう知らない!」と叫びたくなることもありました。
しかし、ある日ふと気づいたのです。イヤイヤ期は、子どもが初めて「自分」を見つける大切な時期なのだと。
イヤイヤ期は「自立の第一歩」
「イヤ!」の裏に隠された成長の証
赤ちゃんの頃は、ママやパパの言うことがすべてだった子どもたち。しかし、2歳前後になると「自分の思い」が芽生え始めます。この「自分の思い」をうまく言葉にできないため、「イヤ!」という形で表現しているのです。
つまり、イヤイヤ期は**“成長している証拠”**。子どもが「自分でやりたい」「自分で選びたい」と思えるようになったこと自体が、実は大きな進歩なのです。
自立への第一歩を見守る
イヤイヤ期は、子どもが自分の意思を持ち始める「自立の第一歩」。この時期に親がどのように向き合うかが、子どもの自己肯定感や信頼関係に大きく影響します。親としては大変な時期ですが、子どもの成長を見守る大切な時間でもあるのです。
私が変わったきっかけ
息子の“靴下イヤ!”事件
ある日の朝、息子が「靴下イヤ!」と泣いて動かないことがありました。時間が迫る中、イライラが募った私は「じゃあ裸足で行けばいいでしょ!」と怒鳴ってしまいました。
すると、息子は静かに泣きながら靴下を自分で持ってきて、一生懸命はこうとしていたのです。その姿を見た瞬間、「この子なりに頑張っているんだ」とハッとしました。
“早くやらせる”から“ゆっくり見守る”へ
この出来事をきっかけに、私は「早くやらせる」ことよりも「ゆっくり見守る」ことの大切さに気づきました。子どもが自分のペースで成長していく姿を見守ることで、親子の関係もより良いものになっていくのです。
ゆっくり向き合うコツ3つ
イヤイヤ期に向き合うためには、親が心に余裕を持つことが大切です。筆者が実践して効果を感じた3つのコツをご紹介します。
1. 選ばせる
子どもに「どっちがいい?」と選択肢を与えることで、自分で決める喜びを感じさせることができます。例えば、服を選ぶときに「青い服と赤い服、どっちがいい?」と聞いたり、おやつを選ぶときに「りんごとバナナ、どっちが食べたい?」と聞いたりするだけで、子どもは自分の意思を尊重されたと感じます。
2. 時間に余裕をもつ
出発時間の30分前には声をかけ始めるなど、時間に余裕を持つことで、親自身の心にもゆとりが生まれます。急かされると子どもは余計に反発してしまうため、余裕を持ったスケジュール管理が重要です。
3. “イヤ”を受け止める一言
子どもの「イヤ!」に対して、「そうか、イヤなんだね」「そう感じたんだね」と受け止める一言をかけることで、子どもは安心感を得られます。“受け止められた”という安心感が、子どもの心を落ち着かせるのです。
完璧じゃなくていい
ママも試練の時期
イヤイヤ期は、子どもだけでなくママにとっても試練の時期です。泣きたくなる日があって当たり前。筆者も「今日ダメだったな…」と感じる日が何度もありました。
イライラしても大丈夫
大切なのは、完璧を目指さないこと。イライラしてしまった後でも、「さっきはごめんね」と抱きしめることで、親子の信頼関係はしっかりと育まれます。失敗を恐れず、少しずつ向き合っていきましょう。
まとめ:イヤイヤ期は「心の筋トレ」期間
イヤイヤ期は、子どももママも“心の筋トレ”をしているようなものです。焦らず、競わず、少しずつ向き合っていくことが大切です。
子どもが「イヤ!」と言えるのは、ママやパパのことを信頼しているからこそ。その声を受け止めながら、一緒に“成長の階段”を登っていきましょう。
この記事では、イヤイヤ期に悩むママたちに向けて、筆者が実践した工夫や心構えを詳しくお伝えしました。イヤイヤ期は一時的なもの。子どもの成長を見守りながら、親子で乗り越えていきましょう。
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