赤ちゃんの「おしゃぶり」の選び方
初めての赤ちゃん、おしゃぶりについて、わからないことも多いと思います。
おしゃぶりを使うと出っ歯になってしまうの?いつまで使っていいの?など色々疑問があると思います。
この記事では、おしゃぶりの詳しい使い方や種類、使う際のメリットについて解説します。
おしゃぶりを使い始めるタイミングは?
おしゃぶりを使うには、赤ちゃんが吸う力が必要となるため、生後2ヶ月頃から使うことができるようになるといわれています。生後2ヶ月までは、母乳育児が軌道に乗る前で、おっぱいや哺乳瓶を吸うだけで疲れてしまう月齢。おしゃぶりで疲れて、栄養を摂り損ねてしまう可能性があるので避けましょう。
おしゃぶりを使うメリットは?
吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。
寝かしつけを助けてくれる
母乳やミルクをあげても寝ぐずりをしたときは、おしゃぶりで安心させてあげるのがオススメ。おしゃぶりを吸うことで安心感が得られ、スムーズに寝てくれるようになるになるとも言われています。
赤ちゃんが落ち着いて泣き止む
赤ちゃんはおしゃぶりを吸うことで精神的に落ち着くとされています。生まれつき(生後3ヶ月頃までは)「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ・きゅうせつはんしゃ)」と呼ばれる、口に触れた物を無意識に吸う性質をもっているので、自然と母乳やミルクを飲むことができます。
また、赤ちゃんはママのお腹にいるときから指しゃぶりをしていると言われており、「吸う」ことは赤ちゃんにとって心を落ち着かせる行為のようです。
外出先でも落ち着いてくれる
新生児の赤ちゃんの場合は特に、母乳やミルクが欲しくて泣くことがありますが、外出中はおっぱいをあげる場所を選びますし、ミルクを作るまでにも時間がかかってしまいます。そんなとき、おしゃぶりで落ち着かせてあげられると、ママは助かりますよね。
負担が減る
おしゃぶりで寝るようになれば、育児ストレス軽減の効果があるとも言われ、ママやパパにとってのお助けアイテムでもあります。
おしゃぶりを使う時に気をつけたいこと
長期間おしゃぶりや指しゃぶりを続けてしまうと「出っ歯」や「噛み合わせ」に影響が出る場合があると言われています。また、19ヶ月以上おしゃぶりを使っていると「開咬(かいこう)」(舌で前歯が押され上下の前歯に隙間ができること)になりやすいとも言われています。
また、おしゃぶりを使用する際、感染症を予防するため「定期的な消毒」が必要不可欠です。消毒方法は基本的に哺乳瓶と同じで、「煮沸消毒」「薬液消毒」「電子レンジ消毒」がありますが、おしゃぶりの種類によって対応していない消毒方法があるので要注意。
おしゃぶりに頼りすぎは危険
おしゃぶりに頼りすぎて、赤ちゃんとのスキンシップが減ってしまうのは避けたいところ。赤ちゃんが泣く度、すぐにおしゃぶりを与えてしまうと、何が原因で泣いているのか分からなくなってしまいます。無理のない範囲で赤ちゃんとコミュニケーションをとることも大切です。
おしゃぶり選びのポイント
おしゃぶりは、月齢ごとに適正なサイズが異なります。商品に記載された月齢を見て選びましょう。成長に合わせてサイズを変えていきます。
また、おしゃぶりの素材はシリコン製と天然ゴム製が主流。天然ゴム製は電子レンジに対応しておらず、薬液消毒ができません。電子レンジや消毒液で消毒したい場合はシリコン製を選びましょう。
消毒できるものがオススメです。
まとめ
おしゃぶりは赤ちゃんが落ち着き、ママが一息つける育児のお助けアイテム。デメリットもありますが、上手に使えるとぐずり対策になったり、寝かしつけがラクというママの声もよく聞きます。おしゃぶりについて正しく知り、上手に活用しましょう。