自分らしく生きれてる?
向いてる仕事って何だろう?
——答えは、やってみなきゃわからない
ふとした瞬間に、こんな問いが胸をよぎることはありませんか。「私は今、自分らしく生きれているんだろうか」「この毎日は、本当に私に向いていることなんだろうか」。家事と育児に追われる日々の中で、自分のことを後回しにしているうちに、自分がどこへ向かっているのかわからなくなる。決して不幸ではない。でも、これでいいのかと問われると、すぐには答えられない。そんな静かな迷いを抱えている方へ、この記事を書きました。
「向いているか」は、頭の中では決められない
向いている仕事は何か。自分らしい生き方とは何か。これらの問いに、私たちはつい机の上で答えを出そうとします。性格診断を受けてみたり、得意なことを書き出してみたり。それも無駄ではありません。けれど、本当のところ「向いているかどうか」は、やってみるまでわからないものです。
考えてみれば、当たり前のことかもしれません。食べたことのない料理を「好きか嫌いか」決められないように、やったことのない仕事を「向いているか」だけで判断するのは、とても難しい。頭の中でいくらシミュレーションを重ねても、実際に手を動かしてみたときの「あ、これ楽しい」という感覚には、決してたどり着けないのです。
むしろ、考えれば考えるほど、不安な材料ばかりが増えていくこともあります。「失敗したらどうしよう」「私には無理かもしれない」。そうやって頭の中で先回りしているうちに、本当はやってみたかったはずのことが、いつの間にか「やらない理由」で埋め尽くされてしまう。私たちを止めているのは、多くの場合、目の前の現実の壁ではなく、まだ起きてもいない想像のほうなのです。
「好きかも」という小さな感覚を、見逃さない
それでも、ヒントはあります。たとえば、海外の子供服を見ているとき、つい時間を忘れてしまう。可愛いデザインを見つけると誰かに伝えたくなる。そういう「気がつくと夢中になっていること」は、あなたの心が自然と向かう方向を教えてくれています。
大きな野望でなくていいのです。「なんとなく好き」「ちょっと気になる」。その小さな感覚こそが、自分らしさの入り口です。そしてその入り口の先に何があるかは、一歩入ってみて初めて見えてきます。
小さく試せば、「わからない」が「わかる」に変わる
「やってみなきゃわからない」と言われても、いきなり人生を懸けるような決断はできません。それは当然です。でも、安心してください。試すことと、賭けることは、まったく別のものです。
たとえば、好きなヨーロッパの子供服を、小さな規模から仕入れて販売してみる。ブランドへ直接アプローチすれば最低発注額が100万円を超えることも珍しくありませんが、5万円程度の小ロットから始められる方法もあります。これなら「人生を懸ける」ではなく、「ちょっと試してみる」の範囲です。
小さく試して、自分の心に聞いてみる。
その一歩が、考え続けた何年分よりも、
多くを教えてくれることがあります。
小さく始めれば、たとえ「思っていたのと違った」となっても、失うものはわずかです。むしろ「やってみたからこそ、向いていないとわかった」というのも、立派な収穫です。やらないまま「向いていたかもしれない」と一生思い続けるより、ずっと心は軽くなります。
「普通の主婦」から始めた人も、います
特別な経歴や資格がなければ何かを始められない、と思い込んでいませんか。でも、実際には、ごく普通の毎日を送っていた人が、「一度きりの人生、自分が好きなことで何か始めたい」という気持ちひとつから、新しい道を歩き始めることがあります。
yonkaの代表自身も、もともとは深谷市で子育てをする一人の主婦でした。入院中にスマホで初めて海外から取り寄せた子供服の可愛さに心を動かされ、その「好き」を起点に、少しずつ歩みを進めてきました。最初から壮大な計画があったわけではありません。あったのは、自分の心が動いた瞬間を、見過ごさなかったこと。ただ、それだけです。
今のあなたのままで、踏み出していい
自分らしく生きるというのは、今の自分をすべて捨てて別人になることではありません。子育ても、家庭も、これまでの暮らしも大切にしながら、その中に「私が好きでやっていること」を少しだけ足していく。そんな静かな足し算でいいのです。
毎日の中に、ほんの少しでも自分の心が弾む時間があると、不思議と他のことにも張りが出てきます。子どもと過ごす時間も、家事の合間も、「これが終わったらあの作業ができる」と思えるだけで、日々の色が少し変わる。自分らしさとは、特別な場所に探しにいくものではなく、いつもの暮らしの中に、自分の手で少しずつ育てていくものなのかもしれません。
あなたのペースで、無理のない範囲で。一気に答えを出そうとしなくて大丈夫です。小さく試しながら、「これは私に合っているかも」という手応えを、少しずつ確かめていけばいいのですから。
問い続けるあなたへ、覚えておいてほしいこと
「自分らしく生きれているか」と問えること、それ自体が、あなたが自分の人生を大切に思っている証拠です。問いを抱えること自体は、悪いことではありません。大切なのは、その問いを頭の中だけで何年も抱え続けないこと。少しでいいから、外に向けて動かしてみることです。
- 答えは机の上ではなく、やってみた先にある。だから、考えすぎる前に小さく動いてみる。
- 「好きかも」という感覚を、大げさじゃないからと切り捨てない。それがいちばんのヒント。
- 試すことと賭けることは違う。小さく始めれば、失うものはわずか。
- 一人で抱えなくていい。話せる相手がいるだけで、霧は晴れていく。
無理のない一歩から
向いているかどうか、自分らしいかどうか。その答えは、きっと、あなたが一歩動いた先で、少しずつ姿を見せてくれます。今日のその問いを、どうか大切に。そして、焦らず、あなたのペースで。

