海外の子供服を仕入れて売ってみたいと思ったとき、多くの方がつまずくのが「お金がいつ、どれだけ出ていくのか」という点です。店主として日々ご相談を受けていても、「プレオーダーって何?」「デポジットって返ってくるの?」「届いてから追加で請求されることはある?」といった質問は本当に多いです。
この記事では、ヨーロッパ中心のブランドを仕入れるときによくあるプレオーダー方式と、デポジット+残金の2段階払いの流れを、はじめての方向けにやさしく整理します。
プレオーダー方式とは?
プレオーダーとは、まだ作られていない(または作り始める前の)次のシーズンの商品を、先に注文しておく仕組みです。ブランド側は、受けた注文数を見て生産数を決めます。だから、見本(サンプル)を見ながら数か月先の商品を選ぶことになります。
- 注文できる期間(オーダー期限)が決まっている
- 注文した分が、シーズンが始まる前に届く
- 「届いてから選ぶ」ことはできないので、事前の下調べが大切
在庫がすでにある商品を買うのとは違い、「先に決めて、先に準備する」仕入れ方です。春夏(SS)・秋冬(AW)のサイクルに合わせて動くので、発注の時期を逃さないことが最初のポイントになります。
お金が動くのは2回。デポジットと残金
プレオーダーでは、支払いが一度ではなく2回に分かれるのが一般的です。
① デポジット(前払い金)
注文を確定するときに支払う、代金の一部です。ブランドが生産の準備を始めるための前払いと考えるとわかりやすいと思います。注文を確定したあとは、基本的に変更やキャンセルがしにくくなります。「やっぱりやめた」ができない前提で、注文数を決めましょう。
② 残金(残りの代金)
商品の準備ができたころ、または出荷の前後に、残りの代金を支払います。時期はブランドごとに違うので、注文の前に支払い期限を必ず確認してください。
デポジットと残金の割合や期限は、ブランドによって異なります。この記事では具体的な割合は書きませんが、発注前に「いつ、いくら」を一覧にしておくと、資金繰りの不安がぐっと減ります。
代金のほかにかかるお金
商品代金のほかに、輸入ならではの費用があります。
- 送料:海外から届けるための運賃
- 関税・税金:輸入するときにかかる費用
- 決済手数料:クレジットカードで支払う場合に上乗せされることがあります
yonkaのサポートでは、送料・関税は商品が輸入されたあとに、実際にかかった分を別途ご案内する形です。クレジットカード決済には5%の手数料がかかります。最初から全体の費用をイメージしておくと、「思ったより高かった」という驚きを減らせます。
なお、関税の細かい計算は商品の種類や金額によって変わるため、個別の数字はここでは触れません。
「お金の流れ」を整理した簡単な例
実際の順番を、時系列でまとめるとこうなります。
- ブランドのカタログ・サンプルを見て、扱う商品を決める
- オーダー期限までに注文をまとめて確定する
- デポジットを支払う
- ブランドが商品を準備する(納期の連絡を確認)
- 残金を支払う
- 商品が日本へ届く(輸入)
- 送料・関税を精算する
- 検品して、お店に並べる
つまり、お店に商品が並ぶ前に、お金が先に出ていく期間があります。ここが「手元の資金がきつくなりやすいところ」です。
失敗しないための5つのチェック
- オーダー期限:いつまでに注文すればいいか
- デポジットの金額と支払い日
- 残金の支払い日:出荷前か、出荷後か
- 納期の目安:遅れることもあるので、余裕を持つ
- 不良品や欠品があったときの対応:返金、次回のクレジット、交換など、ブランドごとのルールを確認
輸入の仕入れでは、欠品や不良品がまったくないとは言い切れません。起きたときにどう対応するかを、注文前に知っておくだけでも安心感が違います。
ひとりで抱え込まなくて大丈夫
ここまで読むと、「やることが多くて大変そう」と感じられたかもしれません。海外メーカーとのやり取りは英語が中心で、支払いの案内や納期の確認、輸入の手続きなど、慣れるまでは時間がかかります。
yonkaでは、開業準備から仕入れ、運営までを相談できる起業・ショップ運営サポート(月額10,000円)を用意しています。契約された方は、追加オプションの小ロット卸仕入れサポート(月額980円)で、発注の取りまとめ、メーカーへの発注、請求・支払いのご案内、納期の確認、輸入・配送の調整、欠品や不良品への対応まで、yonkaの取引網を使って進められます。
また、まだ取引のないブランドを扱いたい場合は、1ブランド3,000円で、問い合わせや条件の確認、英語での交渉をお手伝いします(取引の成立をお約束するものではありません)。
「自分の場合、最初にいくら用意しておけばいい?」「このブランドは小ロットで買える?」といった個別のご相談は、お気軽にどうぞ。お問い合わせはこちらからご連絡ください。
まとめ
- プレオーダーは、次のシーズンの商品を先に注文する仕組み
- 支払いは、デポジットと残金の2回に分かれるのが基本
- 送料・関税などは、商品が届いたあとに別途かかる
- 注文前に、期限・支払い日・不良品対応を確認しておく
仕組みがわかれば、海外仕入れは決して「怪しいもの」でも「難しすぎるもの」でもありません。お金の流れを先に知って、安心してスタートしましょう。

