海外の子供服を仕入れて売りたい。そう決めたとき、最初にぶつかるのが「どのブランドから始めればいいの?」という壁です。店主として開業のご相談を受けていても、ここは本当によく聞かれます。
この記事では、最初に仕入れる1〜2ブランドを決めるための4つの基準と、見極めの順番をお伝えします。特定のブランドをすすめるものではなく、ご自身で選ぶための「ものさし」としてお使いください。
ブランド選びで失敗しやすい3つのパターン
- 「自分が好き」だけで選ぶ:好きな気持ちは大切ですが、お客様が求めているかは別の話です
- 人気だからと、あれこれ手を広げる:お店の色がぼやけ、在庫も細かく分かれてしまいます
- 取引条件を見ずに決める:最低注文数や納期が合わず、あとから困ることがあります
どれも、決める順番を整理するだけで防ぎやすくなります。
最初のブランドを選ぶ4つの基準
① 誰に届けたいかが、はっきりしているか
ブランドを見る前に、まずお客様像を決めます。たとえば、ベビー期のギフトを探す方なのか、毎日着る普段着を探す保護者の方なのか。届けたい相手が決まると、必要なサイズ帯・価格帯・雰囲気が自然に絞れます。
② お店の「らしさ」と合っているか
デザインの雰囲気、素材へのこだわり、ブランドの考え方などが、自分のお店で伝えたい世界観と重なるかを見ます。説明するときに自分の言葉で語れるブランドは、商品ページやSNSでも魅力が伝わりやすくなります。
③ 取引条件が、今の自分に合っているか
ここが見落とされやすいところです。ブランドごとに次のような条件が違うため、問い合わせの段階で確認しましょう。
- 最低注文数(金額や点数)
- 発注の締め切りと、入荷までの期間
- 支払いの方法とタイミング(デポジットと残金など)
- 日本国内での取り扱い状況(すでに取扱店や代理店があるか)
条件の数字はブランドや時期によって変わります。必ず、ブランド本人に直接、最新の情報を確認してください。
④ 長く続けて取引できそうか
やりとりが丁寧か、質問への返事が早いか、欠品や不良品があったときの対応が決まっているか。商品の魅力と同じくらい、取引先としての信頼感は大事です。最初の数回のやりとりで、ある程度見えてきます。
見極めの順番|リストアップから2ブランドに絞るまで
- 気になるブランドを5〜10個ほど書き出す:Instagramや展示会情報など、見つけた経路も一緒にメモします
- お客様像と世界観で、いったん半分に絞る:基準①②で、合わないものを外します
- 残ったブランドの取引条件を調べる:公式サイトの卸向けページや、問い合わせで確認します
- 条件が合うものを1〜2ブランドに絞る:基準③④で最終判断します
- 小さな量から試す:反応を見て、増やすかどうかを決めます
最初から完璧な選択をしようとしなくて大丈夫です。小さく試して、売れ方を見ながら入れ替えていくほうが、結果的に自分のお店に合うブランドが見つかります。
気になるブランドが日本で未取扱だったら
「このブランドを扱いたいけれど、日本ではあまり見かけない」ということもあります。その場合は、取引の申し込み方や事前の準備を整理した記事も参考にしてください。
▶ 気になる海外ブランドが日本で未取扱なら?取引の申し込み方と事前の準備
最初の仕入れ量の考え方は、こちらにまとめています。
▶ 海外子供服、最初は何点仕入れる?売れ残りを減らす仕入れ量の決め方
ひとりで悩まなくて大丈夫
ブランド選びは、経験がないと判断の軸が持ちにくい部分です。yonkaでは、開業準備、ブランド選定、海外メーカーとの取引、価格設定、EC・SNS運営などを相談できる起業・ショップ運営サポート(月額10,000円)を用意しています。Zoomで、お一人おひとりの状況に合わせてご相談いただけます。
未取扱のブランドとの取引をご希望の場合は、新規ブランド取引交渉(1ブランド3,000円)で、問い合わせや条件確認、英語でのやりとりをお手伝いします。なお、取引の成立をお約束するものではありません。
「このブランドは自分のお店に合うかな?」「どの順番で問い合わせればいい?」といった個別のご相談は、お問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ。
まとめ
- ブランドを見る前に、届けたいお客様像を決める
- 世界観だけでなく、最低注文数・納期・支払いなどの取引条件も確認する
- 取引先としての信頼感も、選ぶ基準にする
- まずは1〜2ブランドに絞り、小さく試して入れ替えていく
ブランド選びは、お店の個性をつくる最初の一歩です。焦らず、ひとつずつ「ものさし」に当てはめて決めていきましょう。

