海外の子供服を仕入れて売りたい。そう思い始めた方からよく聞くのが、「最初に何点仕入れたらいいの?」「売れ残ったらどうしよう」という不安です。店主として開業のご相談を受けていても、ここで足が止まってしまう方は少なくありません。
この記事では、最初の仕入れ量の決め方と、売れ残りを減らす考え方を、はじめての方向けに整理します。ここでお伝えするのは考え方の「型」です。実際の量や金額は、お店の規模や資金に合わせて決めてください。
売れ残りが怖くなる、よくある理由
最初の仕入れで不安が大きくなるのは、次のような状況が重なるからです。
- どのくらい売れるのか、自分のお店の実績がまだない
- 子供服はサイズ・色・シーズンで、同じ商品でも在庫が細かく分かれる
- 海外仕入れは、注文から入荷まで時間がかかる
- 入荷後に、送料・関税などの費用が別にかかる
つまり、「たくさん仕入れて安く済ませる」より、「売れ方を見ながら増やしていく」前提で始めるのが、最初は安心です。
最初の仕入れ量を決める4つの考え方
① 先に「使ってもよい金額」の上限を決める
仕入れ量は、「何点欲しいか」ではなく「いくらまでなら、売れなくても生活や家計に影響しないか」から決めます。商品代金だけでなく、入荷後にかかる送料・関税、販売の手数料や梱包資材の分も残しておきましょう。輸入の費用は注文時点では確定しないため、余裕を持たせるのがポイントです。
② ブランドを絞って、1ブランドを深く見る
最初からいろいろなブランドを少しずつ仕入れると、お店の色が見えにくくなります。まずは1〜2ブランドに絞ると、お客様に何のお店かが伝わりやすく、売れ方の傾向も読み取りやすくなります。
③ サイズと色を広げすぎない
子供服は、同じデザインでもサイズ展開が幅広いぶん、全サイズ・全色をそろえると在庫が一気に増えます。最初は、よく選ばれやすいサイズ帯と、合わせやすい色を中心に絞り、反応を見てから広げる方法があります。どのサイズが動くかは、お店のお客様層によって違うので、ご自身の販売の記録を見て判断してください。
④ 定番とシーズン物のバランスを考える
シーズンが限られる商品は、時期を過ぎると動きが鈍くなりがちです。一方で、長く着られる定番アイテムは、次のシーズンにも持ち越しやすい傾向があります。最初は「持ち越せるもの」を土台にして、シーズン物は少なめに試すと、リスクを抑えられます。
プレオーダーを味方にする
海外ブランドの多くは、先に注文して入荷を待つ「プレオーダー」の形で仕入れます。ここで大事なのは、発注の前に、お客様の反応を確かめる工夫ができることです。
- SNSで気になるブランドや新作を紹介し、反応を見る
- お客様からの「欲しい」の声があった商品を優先して発注する
- シーズンごとに少量ずつ発注し、売れ方を見て次の量を調整する
発注のサイクルが長いほど、量の見立てを外したときの影響は大きくなります。一度に大きく仕入れず、回数を分けることが、売れ残りを抑える近道です。
売れ残ったときの「出口」を先に考えておく
どれだけ慎重に仕入れても、売れ残りがまったく出ないことはありません。大切なのは、残ったときにどうするかを、発注の前に決めておくことです。
- シーズン終わりのセール:値下げの時期と、どこまで下げられるかを事前に考えておく
- まとめ売りやセット販売:単品では動きにくい商品を組み合わせて提案する
- アウトレット枠をつくる:訳あり・シーズン終盤の商品をまとめて案内する
- 次のシーズンへ持ち越す:保管できる量と、品質を保てる商品かを確認する
出口を決めておくと、「売れなかったらどうしよう」という不安が小さくなり、落ち着いて販売に向き合えます。
発注前のチェックリスト
- 売れなくても困らない金額の上限を決めたか
- 送料・関税・手数料の分の予算を残したか
- ブランド数・サイズ・色を絞りすぎず、広げすぎてもいないか
- 持ち越せる定番と、シーズン物のバランスを考えたか
- 売れ残ったときの出口(セール・まとめ売りなど)を決めたか
- 一度に大きく仕入れず、回数を分けられるか
ひとりで悩まなくて大丈夫
最初の仕入れ量は、経験がないと正解が見えにくい部分です。yonkaでは、開業準備から仕入れ、価格設定、EC・SNS運営までを相談できる起業・ショップ運営サポート(月額10,000円)を用意しています。契約された方は、追加オプションの小ロット卸仕入れサポート(月額980円)で、発注の取りまとめ、メーカーへの発注、請求・支払いのご案内、納期の確認、輸入・配送の調整、欠品や不良品への対応まで、yonkaの取引網を使って進められます。
「最初の仕入れは、どのくらいの量から始めるのがいい?」「このブランドなら、サイズはどう絞る?」といった個別のご相談は、お問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ。
まとめ
- 最初は「売れ方を見ながら増やす」前提で、使ってよい金額の上限から決める
- ブランド・サイズ・色を絞り、持ち越せる定番を土台にする
- プレオーダーは、反応を確かめて回数を分けて発注する
- 売れ残りの出口は、発注の前に決めておく
売れ残りの不安は、ゼロにはできなくても、小さくすることはできます。小さく始めて、お店の「売れ方」を知ることから、無理のないスタートを切りましょう。

