海外子供服の輸入・買い付けについて！起業するためのステップを解説
だんだんと副業が当たり前になってきている中で、海外子供服のセレクトショップを立ち上げたいなど考えている方も多いと思います。
そうなると海外子供服の買い付けはどうやって行なっているのかなど気になりますよね。
しかし、海外からの買い付けは簡単ではありません。
言語の壁、輸入の手続き、品質管理など、様々な課題があります。
この記事では、これらの課題について解説し海外子供服の仕入れについてご紹介します。
目次
ヨーロッパの子供服を輸入するメリット
海外子供服の輸入で最も重要なのはそのメリットや利便性です。
ヨーロッパの子供服を輸入する最大のメリットは日本国内での仕入れと比較して、よりコストパフォーマンスが高いことです。ヨーロッパでは日本のセレクトショップでの価格と比較して、比較的安く入手できることも珍しくありません。
また、ヨーロッパはファッションの先進地としても知られており、子供服においてもその影響が見られます。
デザイン、シルエット、カラーのバリエーションが豊富で、ヨーロッパならではの魅力が詰まった子供服を輸入することができます。これらの服は日本市場では稀で、希少価値のあるアイテムを取り扱うことが可能です。
子供服の輸入関税と法規制の理解
子供服を輸入する際には関税や各種法規制への理解が不可欠です。
特に商業目的で輸入する場合、これらの規制を理解していないと、利益を得るどころか損失を被るリスクがあります。
また、知らず知らずのうちに法律違反を犯すこともあり得ます。
1. 関税の基本
関税は輸入国、輸入額、材質などによって異なる非常に細かいルールが設定されています。これらを完全に理解することは難しいため、ここでは主要な点を説明します。
- 簡易税率と一般税率: これらは輸入総額に基づいて適用されます。一般的に、一回の輸入額が20万円を超える場合は一般税率が、20万円以下の場合は簡易税率が適用されます。副業として子供服を輸入する場合は、簡易税率について理解しておくことが重要です。
- 衣類の関税率: 衣類の関税は通常、約0%〜10%の範囲で設定されています。これは商品代金の約20%が諸税（関税・消費税）としてかかると考えておくと安心です。
2. 免税扱いについて
特定の国からの子供服は、免税扱いになる場合があります。このような特典は、その国との自由貿易協定（FTA）や経済連携協定（EPA）などによって異なります。
3. 関税計算のツール利用
関税を正確に計算するためには、専門のツールを利用することが効果的です。これらのツールは、輸入する商品の種類や価格、輸入国などの情報を入力することで、関税を簡単に計算できます。
4. 法規制について
輸入する際には、その国の法規制も重要な要素です。特に、子供服には安全基準やラベリング要件など、特定の法律が適用されることがあります。これらの規制を無視すると、罰金や輸入禁止措置の対象となる可能性があるため、事前の確認が必要です。
以上の点を踏まえ、子供服の輸入に際しては、関税計算や法規制の理解を深めることが商業活動の成功に直結します。これらを正確に把握し計画的に輸入を行うことが重要です。
海外子供服を買い付ける方法！
1. 子供服を海外の現地で仕入れる
現地で直接子供服を買い付ける方法です。
この方法のメリットは、実際に商品を手に取って確認できること、現地価格で購入できることです。
しかし、現地での交渉や物流の手配、通関手続きの知識が必要になります。
また、現地で購入した場合、ハンドキャリー通関を利用して日本へ商品を持ち込むことになります。
この場合、税関での手続きには購入時のレシートが必要です。
さらに、海外に住む友人に代理購入を依頼する方法もあります。
これは、日本にいながら現地限定の子供服を購入できるという大きな利点があります。ただし、支払い方法の問題や、VAT（付加価値税）の問題が生じる可能性があります。
2. ネットで仕入れる
ネットを通じての仕入れは、現地に行く必要がなく、言語の壁を越えて商品を購入できるメリットがあります。
代表的な例としては、アマゾンが挙げられます。
アマゾンは世界数十カ国で運営されており、各国のアマゾンを利用することで現地の子供服を手に入れることができます。
また、バイマのようなサイトも便利です。
これは、現地に滞在している人たちが代理で商品を購入し、発送してくれるサービスです。
これにより、現地での購入が難しい場合でも簡単に子供服を仕入れることが可能です。
3. 輸入代行
輸入代行サービスを利用すると、輸入のプロセス全体を代行してもらえます。
これには、商品の選定から購入、輸送、通関手続きまでが含まれます。
特に輸入に関する知識が乏しい場合や、手間を減らしたい場合に有効です。
ただし、代行手数料がかかるため、コスト面での検討が必要です。
海外子供服の輸入時の注意点
- VATの問題: 特にヨーロッパでの代理購入の際には、VATがかかることがあります。これはヨーロッパ域内に居住する人に課税される税金で、日本人がヨーロッパで商品を購入する場合は還付を受けることができますが、現地居住者が購入するとVATが含まれた価格になります。
- 支払い方法: 代理購入の際の支払い方法には様々な選択肢があります。友人に直接支払う、またはオンライン支払いサービスを利用するなど、各自の状況に合った方法を選ぶことが重要です。
- 品質と安全性の確認: 特に子供服の場合、品質や安全性が非常に重要です。輸入前にこれらの基準が満たされているか確認することが重要です。輸入する国によっては、特定の安全基準や品質基準を満たしていないと、商品が国内で販売されることを許可されない場合があります。特に、子供服に関しては、使用されている材料や染料、小さな部品（ボタンやビーズなど）が安全規格に準拠しているかを確認する必要があります。
- 輸入規制と検疫: 一部の国では特定の商品に対して輸入規制が設けられている場合があります。また、衣類の輸入に際しては、検疫の要件が適用される可能性があります。これらの規制や要件を事前に調べておくことで、輸入プロセスでのトラブルを避けることができます。
- 通関手続き: 輸入した商品の通関手続きは複雑であり、適切に行う必要があります。関税の支払い、必要な書類の提出、商品の分類など、正確な通関手続きを行うことが、スムーズな輸入には不可欠です。
海外子供服で起業するには？
1. 市場調査：ターゲットの特定
海外子供服の買い付けを始める前に、まずは市場調査が不可欠です。
どの国のどのようなスタイルが、あなたのターゲット市場に適しているかを理解することが重要です。
流行の分析、競合他社の動向、顧客の好みなどを調べることで最適な商品の選定に役立ちます。
2. 信頼できるサプライヤーの選定
良質な子供服を提供する信頼できるサプライヤーの選定は、買い付け成功の鍵です。サプライヤーを選ぶ際は、品質、生産能力、納期の実績などを確認しましょう。また、サプライヤーとの良好な関係を築くことで、長期的なビジネスを展開できます。
3. 言語と文化の壁の克服
海外のサプライヤーとの交渉では、言語と文化の違いが大きな障壁となることがあります。このため、適切な通訳や翻訳サービスを利用することが重要です。また、異文化理解を深めることで、円滑なコミュニケーションが可能になります。
4. 輸入手続きと規制
輸入には、税関手続きや様々な規制が伴います。これらの手続きを理解し、準備することは、スムーズな輸入のために必要です。特に、子供服に関連する安全基準やラベリング規制には注意が必要です。
5. 品質管理
海外からの子供服の品質を確保するためには、厳格な品質管理が必要です。サンプルの検査、生産過程のチェック、最終商品の検品などを行い、高品質な商品の提供を目指しましょう。
6. マーケティングとブランディング
海外子供服を市場に導入する際、マーケティング戦略とブランディングは極めて重要です。消費者に海外のブランドの魅力を伝え、信頼を築くためには、効果的なブランド戦略が必要です。
ブランド戦略の開発
- ターゲット市場の理解: まず、ターゲットとなる親や子供たちのニーズを理解する必要があります。これには、年齢層、ライフスタイル、購買力などを考慮することが含まれます。
- ブランドイメージの構築: 独自のブランドイメージを作り上げることが大切です。これは、デザイン、カラー、ブランドメッセージなどを通じて、消費者の心に響くストーリーを作ることを意味します。
- 差別化戦略: 競合他社との差別化を図るためには、品質、デザイン、価格などで独自の強みを打ち出すことが重要です。
マーケティング手法
- オンラインマーケティング: SNS、Eコマースプラットフォーム、インフルエンサーマーケティングなどを活用し、オンラインでの可視性を高めます。
- オフラインマーケティング: ポップアップストア、展示会、卸売業者との提携など、オフラインでのプレゼンスも重要です。
- 顧客体験の向上: 顧客との関係を深めるためには、購買体験の向上が不可欠です。これには、カスタマーサービスの質の向上、パーソナライズされたショッピング体験の提供などが含まれます。
7. 価格戦略と販売チャネル
買い付けた子供服の価格設定と販売チャネルの選定は、ビジネスの成功に直結します。
価格戦略
- コストプラス価格設定: 全てのコスト（購入、輸送、税金など）に利益を上乗せして価格を設定します。
- 市場指向価格設定: 競合他社の価格や市場の需要に基づいて価格を決定します。
販売チャネル
- 直販: 自社のウェブサイトや店舗を通じて直接販売することで、より高い利益を得ることができます。
- 卸売: 小売業者や他のビジネスに卸売りを行うことで、大量の商品を迅速に市場に出すことができます。
海外ベビー・子供服セレクトショップyonka
yonka shop:
Yonkaは、産まれてきた赤ちゃんとママのための子供服のセレクトショップです。
世界各地から厳選されたお洋服を取り扱っています。
店主自身も子育て真っ最中で、商品のセレクト時には素材の良さや、自分の子供に安心して着せられるかどうかを重視しています。安心して遊べ、見ているだけで癒されるような商品や、大人可愛いアイテムをセレクトしています。
海外子供服個人輸入販売に関するご相談:
yonkaでは、海外子供服の輸入販売・ネットショップを始めたい方や、始め方がわからない方へのサポートも行っています。
どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
深谷市の店舗について:
埼玉県深谷市にあるYonkaの店舗には、オンラインショップに掲載されていないアイテムやバースデートレインなどの特別な商品も販売しています。
実店舗で実際に海外子供服・ベビー服を手に取ってサイズ感など見ることができるのは魅力です。
注意: Yonkaの店舗は自宅兼用のため、駐車スペースが限られています。そのため、ご来店の際は事前に予約をお願いしております。当日予約でも大丈夫ですので小さなお子様を連れてお気軽にお越しください。
