「月商30万円くらいは稼げるようになりたい」「利益率や客単価など、詳しい数字は経験がなくてまだ分からない」。開業サポートのお申し込みで、実際にいただいた声です。
目標の金額があるのは、とても良いことです。ただ、「30万円」という数字のままだと、毎日何をすればいいのかが見えません。この記事では、月商30万円という目標を、毎日の行動まで分解する考え方を、小さな海外子供服ショップを前提にお伝えします。
※この記事に出てくる金額や割合は、考え方を説明するための仮の数字です。実際の数字は、扱うブランドや売り方によって変わります。
まず知っておきたい「月商」と「利益」の違い
月商は、1ヶ月の売上の合計です。利益は、そこから仕入れ代金や経費を引いて、手元に残るお金です。海外子供服のショップでは、売上から主に次のような費用を引きます。
- 商品の仕入れ代金
- 海外からの送料・関税(輸入後に別途かかります)
- ネットショップやカード決済の手数料
- お客さまへの発送料・梱包資材
たとえば仮に、売上の半分がこうした費用で消えるとすると、月商30万円で手元に残るのは約15万円です。「月商30万円」と「月に30万円残る」は、まったく別の目標だと覚えておきましょう。売値の付け方で、残る金額は大きく変わります。
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ステップ1:月商を「客単価 × 件数」に分ける
月商は、1回のお買い物の平均金額(客単価)× 1ヶ月の注文件数で決まります。
| 仮の客単価 | 月商30万円に必要な件数 | 1日あたり |
|---|---|---|
| 7,500円 | 40件 | 約1.3件 |
| 10,000円 | 30件 | 約1件 |
| 15,000円 | 20件 | 約0.7件 |
こう並べると、「30万円」は「1日1件の注文」くらいの目標に言い換えられます。少し身近に感じられませんか。
客単価を上げる方法としては、コーディネートで一緒に選びたくなる組み合わせを仕入れる、ギフト向けのセットを提案する、などがあります。ただし、無理に高い商品ばかりにすると売れ残りのリスクも上がります。
ステップ2:件数を「見てくれる人 × 買ってくれる割合」に分ける
注文件数は、お店(ネットショップやInstagram)を見てくれる人の数 × そのうち買ってくれる人の割合で決まります。
たとえば仮に、ショップを見た100人のうち1〜2人が買ってくれるとすると、月30件の注文には月1,500〜3,000人ほどに見てもらう必要があります。
ここまで分解すると、やることがはっきりします。
- 見てくれる人を増やす:Instagramの発信、ポップアップ、知り合いへの紹介
- 買ってくれる割合を上げる:商品写真、サイズ表、素材の説明、返品・交換のルールなど、安心して買える情報をそろえる
- リピーターを増やす:一度買ってくれた方に、新作の入荷を知らせる
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ステップ3:仕入れ量とつなげて考える
売上目標は、仕入れの計画とセットで考えます。仕入れが少なすぎると売る商品がなくなり、多すぎると売れ残りと資金の負担が増えます。
海外ブランドの仕入れは、シーズン前にまとめて注文するプレオーダーが基本です。つまり、「次のシーズンにどれくらい売りたいか」を、仕入れの時点で決めることになります。最初のシーズンは点数を絞り、売れ行きを見てから次のシーズンで増やすのが安心です。
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ステップ4:いきなり30万円ではなく、段階で目標を置く
開業してすぐに月商30万円に届くとは限りません。「少しずつでも右肩上がりに」という気持ちで、段階ごとの目標を置くのがおすすめです。
- 最初の目標:最初の1件の注文。誰が、どこから見て買ってくれたかを記録する
- 次の目標:月に数件の注文が続く状態。よく見られる投稿、よく売れる商品の傾向をつかむ
- その次の目標:リピーターさんができる。新作の入荷を楽しみにしてもらえる
- そして:1日1件ペース(月商30万円の目安)へ
各段階で数字を記録しておくと、「何が効いたか」が分かり、次のシーズンの仕入れや発信に生かせます。
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数字が苦手でも、一人で抱えなくて大丈夫
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同じような不安から一歩を踏み出した方の声と、その向き合い方はこちらにまとめています。
▶ 未経験・資金や語学に不安があっても、海外子供服のお店を始めたい方へ|サポートお申し込み時の声から
まとめ
- 月商(売上)と利益は別もの。仕入れ代金・送料・関税・手数料を引いた残りで考える
- 月商30万円は「客単価 × 件数」に分けると、客単価1万円なら1日1件ペース
- 件数は「見てくれる人 × 買ってくれる割合」。発信と、安心して買える情報づくりの両方が大切
- 売上目標は、プレオーダーでの仕入れ量とセットで決める
- いきなり30万円を目指さず、段階ごとの目標と記録で右肩上がりに育てる
好きな服の魅力を届けながら、数字も少しずつ育てていきましょう。

