「このまま今の暮らしを続けて、5年後、10年後の私はどうなっているんだろう」
ふとした夜に、そんなことを考えたことはありませんか。仕事も家庭も、大きな不満があるわけではない。けれど、「本当にやりたいことは何だろう?」と聞かれると、すぐには答えられない。
実は、そう感じている方はとても多いです。この記事では、「やりたいことを見つけなきゃ」と力まずに、人生の選択肢をふやしていくという考え方をお話しします。
「本当にやりたいこと」は、探しても見つからないことがある
「やりたいことが見つからない」と悩む方は、見つけることをゴールにしてしまっていることがよくあります。でも、やりたいことは、頭の中で考え続けるよりも、やってみた先で「あ、これ好きかも」と気づくことのほうが多いものです。
- やる前は、好きかどうかわからない
- 少しやってみると、好きな部分・苦手な部分が見えてくる
- 続けるうちに、「これが私のやりたいことだった」と後から言える
つまり、答えを先に出そうとするより、試せる場所を先につくるほうが、結果的に近道になります。
「選択肢をふやす」って、どういうこと?
選択肢をふやす、というのは、今の生活を手放すことではありません。今の暮らしを続けたまま、「別の道もある」という状態をつくることです。
たとえば、こんなイメージです。
- 会社や家庭のほかに、「自分の名前でできること」を小さく持つ
- ひとつの収入源だけに頼らず、もうひとつ育てていく
- 「やめたい」ときに、「やめるしかない」ではなく「選べる」状態にする
選択肢があると、人は不思議と気持ちが軽くなります。「ここしかない」と思うと息苦しいのに、「ほかにも道がある」と思えるだけで、今いる場所も前向きに選び直せるのです。
自分らしく生きるための、3つの問い
「やりたいこと」を無理にひねり出さなくても、次の3つの問いなら答えやすいかもしれません。紙に書き出してみてください。
① 時間を忘れて、気づいたら夢中になっていたことは?
仕事でも趣味でも、子育ての中でもかまいません。「気づいたら調べていた」「何時間でも話せる」ものにヒントがあります。
② 人から「それ、いいね」「詳しいね」と言われたことは?
自分では当たり前だと思っていることが、他の人にとっては価値になることがよくあります。
③ もし失敗しても平気だとしたら、何をやってみたい?
お金や周りの目、「失敗したらどうしよう」を一度外してみると、本音が出やすくなります。
3つとも、立派な答えである必要はありません。「かわいいものを見るのが好き」「人の相談に乗るのが好き」。そんな小さなことで十分です。
「好き」を仕事にするときの、現実的な進め方
好きなことが見えてきたら、次は小さく試してみます。いきなり仕事を辞めたり、大きな資金を用意したりする必要はありません。
- まず調べる:その分野で、どんな働き方があるのかを知る
- 人に聞く:すでにやっている人や、支えてくれる人に話を聞く
- 小さく始める:少ない量・少ない金額で、一度やってみる
- 振り返る:楽しかったか、続けられそうかを確かめる
私自身、子供服の仕事を通して、「好きなものを誰かに届ける」ことの手ごたえを日々感じています。ただし、向き不向きは人それぞれです。やってみて「違った」とわかることも、立派な収穫です。何もしないまま悩み続けるより、ずっと前に進んでいます。
ひとりで考え込まないで
やりたいことを考えるとき、周りに話しにくい方も多いと思います。家族や友人だと、心配されて話が止まってしまうこともあります。
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まとめ
- 「本当にやりたいこと」は、考え続けるより、試した先で見つかることが多い
- 選択肢をふやすとは、今の暮らしを続けながら「別の道もある」状態をつくること
- 夢中になったこと・褒められたこと・失敗しても平気ならやりたいこと、の3つの問いが手がかりになる
- 小さく試して、振り返る。「違った」も立派な収穫
自分らしい人生は、大きな決断の先ではなく、今日の小さな一歩の積み重ねの先にあります。あなたの「やってみたい」を、そっと大切にしてあげてください。

